KH-FDPLのノート0003
(1) 自己拡張可能型の文法
- 今回KH-FDPLのために用意しているオブジェクトシステムはなかなかよくできていると思うのですが、そのオブジェクトシステムをどう読み書きするかを指定するプログラミング言語のほうは、あまりいい仕様を思いついていません。
- それで、この部分については、自由に拡張可能にしたいと思っています。だからJavaふうにしてもいいし、Fortranふうでもいいし、Lispふうでもいいのです。またそれらを混在できるようにもしたいと思っています。
(2) オブジェクト指向について
- KH-FDPLではクラスという概念はあまりはっきりとはしていません。あるオブジェクトがあったときに、それがABC型であるかどうかは、そのABC型を構成するのに必要なメンバ変数が全てそろっているかどうかで判断するくらいです。まあ判断しなくても、メンバ変数が足りなかったら途中でエラーになって分かると思いますが。
- 継承の概念もありません。どの系統に属していたとしても、とにかくメンバaとメンバbを持ってさえいれば、それはABC型である、みたいな感じなので。
- ということで、オブジェクト指向相当のことは問題なくできますが、かなりゆるい仕組みなのです。
- 上記の(1)を使うことで、これを嫌ってちゃんとコンパイル時に型をチェックするような文法を採用することもできます。
こめんと欄
|